五箇山 合掌の里 vol.1
金沢へ行く途中、富山県五箇山地方に合掌造りの里に立ち寄ってみました。
合掌造りは岐阜の白川郷の方が有名ですが、五箇山は白川郷ほど認知されていないからなのか、平日だからなのか観光客も少なくゆったりと見学することが出来ました。
険しい山岳地帯だったゆえに秘境とも呼ばれ、伝統的な合掌造りをはじめ、いにしえの景観や文化が今でも大切に守られており、 移築された合掌造りが13棟あり、五箇山での伝統的な生活を実際に体感できるとの事。
まんが日本昔話の世界にリアルに迷い込んだような場所です。
茅葺に板張りの外壁、障子の窓。今もこの建造物が現存していることが奇跡ですね。
ただ合掌造りの建物を保存しているだけではなく、どの建物も実際に人々が住んで日常の生活を営まれており、事前予約で宿泊も出来るそうです。
思わずスケッチしたくなる様な景観。
幾つかの建物は博物館になっており五箇山の歴史を学べます。
合掌内部は異空間でした。
合掌造りの工法を今回改めて学びましたが、当時入手できる天然素材のみで建設するこの工法は正しくエコですが、重機なども一切使用せず、親戚、親類が一堂に集まって造る手作り。
現代に合掌造りは適合しませんが、当時に思いを馳せると実に楽しいですね。