金沢城、兼六園
帰宅当日、これから500kmを走る事を考えれば出来るだけ体力を温存しておきたいところですが、貧乏性なので金沢城と兼六園を見学して帰る事にしました。
金沢城は敷地内自体が広大ですが、この三十間長屋はその名の通り50mもの間口が有ります。
建物内部はこんな感じ。広大な体育館の様ですね。
日本建築を学ぶには打って付けの場所かも。
ビスや釘を一切使用しない日本建築ならではの特殊技法。資源に貧しい国故に、こうせざるを得なかったという事情から生まれた技術は、これからも継承していってもらいたいものです。
今回初めて知った技法はこちら。これまで屋根は瓦葺きだとばかり思っていたのですが、何と木造屋根に板金を被せたものだという事を初めて知りました。
目から鱗でありこの技術に驚くばかり。これから城や神社仏閣を見る目が全く変わってきます。
この日の気温は30度ほどでしたが長時間の散策は体に堪えるので、たまらず休憩所へ一時避難。
三十間長屋を見ながら休憩できる、こんな素敵なカフェも併設されています。
金沢城でお仕舞にしたかったのですが日本三名園の兼六園も外せないため、もうひと頑張りして同園も訪れてみました。
庭園のプロが見れば凄い場所なのだと思いますが、素人目には巨大な日本庭園。
見ごたえは有るのですが、どちらかというと紅葉シーズンの方が良さそう。
兼六園も広大なので夏場は辛い。水分を取り、汗を拭きながらひたすらに歩きましたが、途中外国人観光客の方がバテて座り込んでいました。
樹齢何百年という巨大な木々に圧倒されますが、夏の庭園巡りは変化が感じられず暑いだけなので避けた方が良いかもしれませんね。