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2019年台風15号 千葉県被害状況

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2019年9月9日(月)に千葉県を襲った台風15号から16日目の9月25日、午後から千葉県の被害状況を自分の目で確かめるべく一路向かってみました。


建築に携わる仕事をしているので建物が災害によってどのような損傷を受けるのか、TV画面ではなく必ず自分の目で見に行く様にしています。


ただ、東日本大震災の当時も各地を巡りましたが、これらの視察は気分が重く胸が痛くなります。


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インターネットで各地の被害状況を事前に調べてみましたが、停電の復旧状態ばかりで具体的な情報が得られなかったので、館山自動車道を終着の富津中央ICで降り一般道を北上する事にしました。


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高速道からも屋根に掛けたられたブルーシートが目につきましたが、一般道を走ってみるとその被害状況は想像以上でした。


ホームセンターのコメリさんも被害を受けている様です。


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屋根や外壁が見事に吹き飛んでいる建物が散見されます。


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被災した家屋は1万8千との情報がありますが、応急的にブルーシートが掛けられた建物が数えきれないほど存在します。


ブルーシートには防水性は無く本当に”応急”措置なのですが、職人、屋根材調達に多大な時間を要しするため、実際に屋根が修復されるまで半年~一年待たなけれなりません。


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被害家屋は軒並み戸建ての瓦葺き屋根であり、築年が古い建物が相対的に被害が大きい様に感じましたが、真新しい戸建てのスペイン瓦が飛んでいる例もあり。


立地や風向きによって被害が大きく異なる事が自然災害の怖さですが、全面のガラスが割れてしまっている悲惨なアパートも存在しました。


瓦一枚の重さは約3kg程度で、一つの屋根にはおよそ5t程度の重量が掛かっています。この重い瓦が吹き飛ぶ風圧を私は実際に経験したことが有りません。


コロニアルなどのカラーベストは瓦のほぼ半分の重量なので、耐震性を高めるには瓦からコロニアルに葺き替える事も推奨されていましたが、今後は風圧に弱いという事も考慮しなければなりません。


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大型倉庫のスレート板等も吹き飛んでいますが、風速は恐らく40mを超えていたのではないでしょうか。


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廃屋になったような建物は軒並み大きな被害を受けていましたが、これらの建物は今後も改修されず社会問題化されるものと思われます。


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自宅が被害を受けブルーシートで応急措置が出来たにせよ、とても普通の生活は送れません。雨はシートを透過してしまい、風のバタつきで気が休まらないからです。


ただでさえ職人さんが不足している昨今、費用面も含め迅速に改修するすべを国が主導して示すべきです。


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何やら自衛隊車両と共に人々が集まっている状況に遭遇。


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自衛隊員がブルーシートを掛ける作業を行っています。


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15日も経過してから漸く自衛隊が災害派遣でシート掛けを行ってくれたのでしょうか。有難いことではりますが自衛隊のそれは職人が行う措置と異なるため、これこそ本当に応急措置だと思います。


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迷い込んだ駅の駅舎の屋根も剥がれていました。


15号の進路が僅か50kmほどずれていただけで、都心がこの様な被害を受けていたと思うとぞっとしますが、この度被害を受けた皆様に対して我々はボランティア、義援金など、どの様な方法でも支援しなければならないと痛感しました。私個人としては義援金を振り込みたいと思います。

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