MINI F56 アクティブクルーズコントロール体験
完全自動運転の時代も遠い未来の話ではなく、既に実用化の目途は立っているとの事。
日産セレナに限らずオートパイロット機能付きの車も市販されており、その気になれば自動運転機能を体感する事も可能。
MT信者の私にとってオートパイロットなど、ガソリン車がこの世から淘汰されるまでお世話になる事が無いと思っていましたが、このMINIには何と追従機能が付いています。
どうやって使うのかマニュアルを読んでもどの様な現象が起こるのか理解出来ないので、とりあえず高速に乗り、走行車線でボタンを押してみました。
ボタンを押すとメーター中央に追従作動表示が点灯。
ボタンを押した際の速度が設定され一定の車間距離で前車に追随して行きます。ハンドル操作は必要ですが、アクセルもブレーキも一切触れる事無く延々走って行きます。
前車が速度を上げたら?前車が居なくなったら?他の車両に割り込まれたら?と疑問が一気に沸き上がって来ました。
が、その答えは10分も走ると直ぐに理解出来ました。
前車が速度を上げれば速度の設定範囲内で速度を合わせ、前車が居なくなればその前を走る車まで一気に加速し、設定車間距離まで迫るとぴたりと一定走行。
割り込まれた場合は設定車間距離になるまで減速し、距離が保たれた時点で加速開始。
この左側のボタン群で追従機能を操作。速度設定は上下のプラスとマイナス、車間距離は右ボタンで設定。実際使用してみると、この機能は非常に楽です。
30km/h以上であれば使えるとの事なので、一般道でも使用してみました。
1車線しか無く追い越しも出来ないシチュエーションは実に良く有り、特に前走車が遅かったりするといらいらし勝ちなのですが、こんな状況で使うといらいらも無くなります。
ただMT車なので、必要以上に速度が下がるとギアと回転数が合わず、エンストしないまでもエンジンに負荷が掛かり宜しくない。ただこの日も結構使えました。
オーディオに関しては右ハンドルに。ただ、この配列が一般的なものと異なり使い辛い。
音量が普通上下で曲の送りが左右の筈。これがMINIの場合、逆なので音量を操作しているつもりが、曲送りになったりします。これも慣れるしかないのでしょうね。