道後温泉 vol.2
道後温泉の周辺には沢山の宿泊施設があり何処を予約するか迷いましたが、最も良さそうな大和屋本店さんへお願いしました。
道後温泉から徒歩1分の歴史ある宿泊施設で、明治元年に創業、平成八年に大和屋本店として新たに開業。
「日本の美と心を極めた旅館のもてなしにホテルのサービスを添えてお出迎え。懐かしくも美しい、新しい日本がここにあります。」との事です。
チェックインして直ぐに道後温泉のチケットをいただきました。浴衣に着替え、この可愛い籠と手ぬぐいを持ってそのまま道後温泉へgo。
懐かしい旅館テイストのホテル。ホテル内の中庭に能舞台もある少々不思議な造りになっていますが、サービスも良く、夕食も朝食も大変美味しく、価格とのバランスもとれた良いホテルでした。
稼働率を尋ねてみましたがやはりコロナの影響は大きく、週末でも大きく落ち込んだままとの事でした。
道後温泉前の商店街を抜けるとこの様な時計台や
路面電車の駅があり、嘗て走っていた小型の蒸気機関車なども飾られており、行政が街づくりにかなり投資している事が分かります。
雰囲気も良いので散歩するだけでも楽しいですよ。
ついつい買ってしまう地ビール。このシンプルな道後の文字に惹かれ数本購入してしまいました。
正岡子規のお茶に夏目漱石の珈琲。
松山市の旧制松山中学に英語教師として赴任していた夏目漱石。道後温泉本館に、友人の正岡子規や高浜虚子と連れ立って来ていたそうです。彼は毎日のようにここに通い、代表作『坊っちゃん』の中では“住田の温泉”として登場させているのだとか。
商店街には洒落た喫茶店やお土産物屋さんが軒を連ねており、大変楽しみながら散策出来ます。
道後温泉は重要文化財の温泉に入るだけでなく、散策も楽しく一日楽しめる街でした。