偶然生まれたダルマメダカ
外気温が10℃前後になり始めた10月下旬の東京ですが、我家にはまだこんな稚魚が居ます。
日中の最高気温が20℃に達する日も有りますが、低温に耐えられない稚魚は屋外でこのまま放置していては死んでしまうので室内へ移動させました。

水草を投げ入れていたタッパなどで、いつの間にか生まれていた子供たちを一つの水槽に入れていたのですが、成長するにつれ少々変わった体系の子たちが散見されるようになりました。
何とダルマメダカ。
ダルマメダカを作るためには卵を33度ほどの高温状態に保ち孵化させるらしいのですが、この子たちは知らぬ間に水草についていた卵が、日当たりの良い非常に水量の少ない容器に居たため、偶然同様の条件になった模様。
ただこの様な劣悪な環境だと背骨がぐにゃぐにゃになったような奇形も多数生まれてしまうらしいので、ダルマメダカを人工的に作るのはどうかと思われます。
確かに背骨がS字に曲がった琥珀の子供が1匹生まれましたが、不憫なので今も大切に育ってていますがピンピン泳ぎ回って非常に元気です。
期せずして生まれたダルマメダカですが、確かに丸いフォルムは愛らしく見ていて癒されます。
調べてみるとダルマメダカは単なる奇形ではなく、ある程度特定の遺伝子を持った個体の様ですがこの体系から交配は難しく、子供も必ずダルマになるわけではない模様。という事は偶然生まれた産物として愛でる事が最善なのかもしれません。