【JB74 シエラカスタム vol.8】 ウッドステアリング交換(REALステアリング42)
JB23WではAPIOのアルカンターラステアリングに交換していましたが、未だAPIOから新ジムニー用のステアリングが販売されないので物色してみたところ1社見つけました。
[REAL] レアルステアリング42ブラウンウッド ¥34,474(税込)
以前の様なスポーツタイプにしたかったのですが今回は気分を変えてウッドを選択。ウッドはエアバックが無かった頃のセリカに、ナルディのハンドルを取付て以来ですが実に懐かしい。
このレアルのシリーズには他にもレザーやカーボン、迷彩柄なども有り。
新型ジムニーのハンドルにはオーディオ操作とオートクルーズ機能のボタンが備わりました。家内の日常の足なので、オートクルーズ機能を使う事はまず有りませんがオーディオ操作は有用。
これまではオーディオに手を伸ばして小さなボタンを探す煩わしさが有ったので、些細なバージョンアップですがこれが最も有難い機能かもしれません。
一応革巻きステアリングですが手触りと太さがいま一つ。万人受けするためなので仕方が有りませんが、特別感や面白味に欠けます。
まだ100kmしか走っていませんが交換の手引書を一読し、バッテリーのマイナスターミナルを外してから早速交換開始。
しかしこのメーカー、交換手順における説明書が随分と雑で、参考例としてプリウスの交換説明になっており、”他社も概ね同じです”と記載されていますが当然同じではなく、無用な作業を強いられる結果になりました。
横着しないでメーカー毎にちゃんとした説明書を付けていただきたいですね。
旧ジムニーは左右側面に見えていた六角ボルト(十字ドライバーでも可)2本を緩めるだけで、エアバックが外せましたが、新型は今風にボルトが隠れています。
ロードスターと同様に左右と下部の3か所の穴に、マイナスドライバーの先にビニルテープを巻いた物を差し込んで外すと書かれていますがこれが曲者。
マイナスドライバーだと向きによって押すべきピンに当たらず、内部の配線などを傷める恐れも有ります。
ロードスターのハンドル交換でも苦労したので今回も適した物を工具箱から探したところ、このL字金具が打って付けでした。
太さが正しく専用工具の如く、この丸棒の部分を差し込むだけで簡単にエアバックが外せました。
こんな簡単な工具一つ付ける事もサービスだと思いますがどうでしょう。
外れたエアバック。中央の黄色い端子は中央のボタンをマイナスドライバーを差し込んで浮かせれば外れるのですが、もう一つの差込式の端子が外れず苦労しました。
色々やって駄目なのでラジオペンチで少々強引に引っ張って外しましたが、本当は裏側の爪を押しながら外す事が正解だったようです。
旧型だとこれで終わりなのですが、新型は左右の操作ボタンから出ている2本の配線も外す必要有り。ただ、この配線は中央カプラーの下側の爪を押しながら引っ張ると簡単に外せました。
こんなカプラーですね。
私は背面穴から、このプラスビス2本を苦労して先に外したのですがこれは失敗。
この2本のビスはハンドルカバーを固定しているだけなので、ハンドルを外してから簡単に作業出来ます。これも取説に書かれていなかったので無用な作業。
一連の部品が撤去完了(カバーを外す必要は有りません念のため)、最後にステアリングを固定している中央の19mmのボルトを外し、ここからがいよいよ大仕事。
四方から叩き、思い切り引っ張り、悪戦苦闘の末漸く外れるという状況でした。これまでは。
そんな苦労とおさらばするために3000円強を払い、こんな物を事前に用意しました。
予てより購入を検討していたステアリングプーラーを今頃になって購入。一体何本のステアリングを苦労して交換してきたことか。例え1回の使用でも元が取れると思います。
トップ(TOP) ステアリングプーラー STP-160 ¥3,434(税別)
こんな具合に固定し中央の六角ボルトにレンチを掛けて回すだけ。拍子抜けするほどいとも簡単に外れました。もっと早く買っておくべきでした。
さよならノーマルハンドル。
こんにちは、ニューハンドル。
全て逆の手順に組み上げ、最後はエアバックの3つの爪を噛ませてお仕舞。
の筈ですが、何度押してもエアバックが固定されません。これは何か肝心な事を失念している恐れがあると、外したステアリングを改めて検証すると新事実発覚。
この3本のクリップを移植しなければなりませんでした。
こんな事も取説には書かれていません。まったく腹立つ。
再度ハンドル一式を取り外してクリップ移植後に再取付。これで30分は無駄にしています。
Before
無意味な作業が発生したものの2時間ほどで交換作業は終了しました。
After
久々のウッドも良いですね。何より”変えた”感じがして、mooneyesのマットと共に明るく賑やかになりました。
20kmほど試運転しましたが握り具合もなかなか良く気に入りましたが、家内からはこれ何?とまたお叱りをいただきました。