【JB74 シエラカスタム vol.9_2】 フロントランナーキャリア
さて、ここからが本題です。
25kgもあるキャリアをどうやって一人で載せるのか。
子供や家内に頼むわけにもいかず、ましてやご近所のご主人に突然声を掛けて手伝ってくださいとも言い辛い。どうしてもひとりで載せるしかありません。
何処かに吊り上げて車を下に移動して下す、角材を結わえ付けて梃子の原理で持ち上げるなど、色々方策を考えましたがどれも実現的に不可能。
最後に残された選択肢は、重量挙げの如く頭上に持ち上げ後方からスライドさせて装着。そう、残された道はこれしかない。
人間やれば出来る。
頭上に持ち上げた際にバランスを崩してぶっ倒れそうになりましたが、何とか持ちこたえました。瞬間的に思わず三宅 宏実選手の姿が脳裏を過りました。
後方からスライド作戦成功。
アームを厳重にタオルで養生し、念のためにルーフにはエアパッキンと毛布を掛けておきました。
ただ、この方法は事前準備が少々大変です。
ルーフの溝幅を事前に計測し正確な数値でアーム幅を仮固定。仮固定しておかないとアームが左右に暴れて間違いなくキャリアが落下します。
一度ルーフの溝にアームが乗ったら少しづつ前方にスライド。タオルは2重にしておいたので屋根を傷つけずに済みました。
応援が居れば二人で持ち上げて両側から載せるだけで済みますが、それでも重量物を頭上まで持ち上げる必要があるので結構大変だと思います。
アームが当たる部分の保護シート張りや、キャリア全体にワックス掛け等も行ったので、結局作業開始から4時間掛かりました。
多少の費用はかかっても取付けはショップに任せた方が無難です。因みにAPIOでこの商品を扱っていますが、取付手数料は¥10,000です。
漸く載せ終わってほっと一息。
検品係はどこに行ったのかと思えば空き箱の中で昼寝中でした。惹かれた狸みたいですが一応生きていました。
以下は商品紹介文を引用。
FRONT RUNNERをあなたの愛車へ
「FRONT RUNNER」は南アフリカで生まれた、オフロードカー&SUVの為のパーツを生産している世界的メーカーです。
アメリカ、ヨーロッパ、中東を始め世界各地でその製品が愛用されています。
その製品を手に取って頂ければ品質の高さとデザイン性の高さにご納得いただけるはずです。
確かにデザインや耐久性は申し分ないのですが、ジムニーのような非力な車両に載せるにはおいそれと下せないだけに覚悟が必要です。