北富士演習場 vol.3

役場の方との約束を守り、安全運転徹底で50kmほどの距離を4時間で走行しました。
この”中央道”の標識は高速の中央道の方向を示しているのか、道路名なのか分かりませんが(恐らくは後者)、湖に向かって下っていくとゲートが有ることを覚えました。
所々訓練施設と思われる造りがあり、どの様な訓練に使われるのか想像を巡らす楽しみも有ったりします。
爆破訓練場。人、車両、施設、いづれを爆破する目的なのか気になったりします。
一見何処かへ繋がっていそうなこの様な道を進むと概ね引き返す結果になりますが、本格的な四駆でない限り踏み込むことは危険です。
散々走って疲れたので木陰で休憩。
小鳥のさえずりしか聞こえない喉かな風景を楽しんでいると、遠くから機関銃の音が響き渡ります。
人が人を殺す愚かな行為さえ無ければ、この地は演習場ではなく自然公園であるはずなのにと悲しい気持ちになります。
先月宿泊したPICA FUJIYAMAでは、早朝から実弾演習の爆音で叩き起こされましたが、美しく広大なこの地を平和利用していただきたいものです。
と言う様な事を色々考えていたら眠くなってしまったので、マットを広げて30分ほど昼寝しました。遠くで機関銃の破裂音は相変わらず響いていましたが。
煮炊きもキャンプも禁止行為指定されていますが、簡易的なテントとタープを張って、一日のんびり風景だけを楽しむ過ごし方も楽しいかもしれません。
そしてこの日最大のプレゼントがありました。
満悦して出口に向かっている途中、何と狐に遭遇。道路の真ん中に座っており、犬の様に後ろ足で耳を掻いていました。
直ぐに停車してカメラを向けたのですが、脇の草むらに隠れてしまいました。写真は駄目でしたが、映像として記録できたので、LINEで家族に送ったら野生の狐が存在する事に驚いていました。
こんなドンパチやっている場所に住んでいる事が気の毒でなりませんが、強く生きて欲しいですね。
管轄されていらっしゃる富士吉田市外ニケ村恩賜県有財産保護組合様、貴重な体験をありがとうございました。