CB缶ストーブ vs 石油ストーブ

使い勝手の良さからカセットボンベ式の暖房をキャンプ用として使用してきましたが、あまりに燃費が悪いため、この選択は本当に正しかったのだろうかと考え始めました。

CB缶暖房は全部で3台を所有。
イワタニのマイ暖が筆頭だったのですが、余りに非力で役に立たないため代替として風暖を購入しメルカリ処分。
風暖はテスト使用において実にパワフルであり、このストーブが有れば薪ストーブなど不要であると先月の厳寒キャンプに臨みましたが、低温下で全く使い物にならず。
低温に強いパワーガスであればドロップダウンも起こらなかったのですが、如何せんボンベ自体が高価であり、1時間半しか持たないのに1本300円はあまりにも高コスト故、冬キャンプでCB缶ストーブ利用はやはり厳しい。
真冬キャンプでは12時間以上の継続運転になるため、単純計算では10本近いパワーガスが必要であり、3000円ものコストと10本の空き缶が発生。やはり現実的ではありません。

庭テントではCB缶を温めながらだましだまし使っていますが、半日過ごすだけでもこの位の空き缶が都度発生。
安価なCB缶なので300円程度で済みますが、この缶は空き缶扱いにならず不燃物として処分しなければならないので、このコストも地味に効いてきます。

そこでついに石油に手を出しました。
昔は石油ストーブやファンヒーターを長らく使っていたのですが、石油独特の臭いと扱いが面倒であるためキャンプ利用としては敬遠してきたのです。
しかし、シュコシュコポンプが今はこんなに進化しているではないですか。

ポリタンクに接続すると臭気もほぼ無く、ガソリンスタンドの給油口の如くレバーを握るだけで、手を汚さず簡単給油。
ポリタンクもホームセンターで可愛らしい青タンクを購入しました。
10年以上振りでしょうか。ガソリンスタンドに灯油を買いに行きましたが、当時の倍ほどの値段にびっくり。昔は18Lで1000円しなかった筈。
灯油なのに100円/Lとは..。
以前ハイラックスの後部座席で灯油のポリタンクが倒れ、1年以上車内が灯油臭い状態に陥った事があるので、今回は厚手のゴミ袋に厳重に封印して持ち帰りました。
石油ストーブは奮発してスノピのグローストーブ KH-100BKを購入。実は昨シーズンも買おうと思って一度諦めた商品でしたが、やはりブラックが格好良いです。
早速点火してみましたがCB缶とは比較にならないほどの火力。感覚としてはCB缶の熱量の1.5倍ほどに感じます。
CBストーブの上に乗せても弱弱しく回るだけだったファンが勢い良く回転し、しっかり温風を送ってくれます。
自己責任ですが離隔距離は50cm四方とれば良さそうなので、結構足元に近づけて使用しています。
一酸化炭素中毒対策でテントは開放したままにしていますが、この状態で外気温5℃前後で幕内は15℃ほどに保てます。
もっと早く石油ストーブも検討すべきでした。

満タンで4.9L入りますが20時間も持ちます。
18Lだと72時間使える計算になり灯油を100円/L換算すると、1時間当たりのコストは25円。
対してCB缶は1本100円で1.5時間しか持たないため、72時間換算では48本が必要となりコスト総額は4800円。1時間当たりのコストは66円で灯油の2.5倍。
しかも発熱量は以下の通り
・CB缶 センゴクアラジン 2.0kw
・石油 グローストーブ 2.54kw
グローストーブが1.27倍の発熱量。
という事で勝負がついたアラジンCB缶ストーブはこれまたメルカリ処分決定。石油ストーブをキャンプ場へどの様に運搬するか検討中です。